高槻 高槻市 皮膚科 形成外科 脱毛
平成22年度准看護師試験問題
 
問題 105 感染について、誤っているのはどれか。
 
 1 感染とは、発熱などの宿主の自覚症状が発現した状態をいう。
  2 飛沫感染予防策として、患者の1m以内でケアを行うときは、マスクを着用する。
 3 ヒト免疫不全ウイルス感染者は、無症状でも他へ感染する危険がある。
 4 カテーテル留置患者は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の感染リスクが高い。
 
例    感染について誤っているのは
 
 1 感染とは、何らかの原因で微生物が宿主(しゅくしゅ)となる生物にその対象となる微生物が本来はい
   ないはずの部位に侵入・定着した状態をいう。生態学的には寄生の形のひとつである。
 2 微生物が、皮膚に付着した場合は汚染という。
 3  手術前に術野はカミソリ負けしないようシェービングクリームをつけて剃毛する。
 4 病室のドアやベッドなどをアルコール消毒する。
 
例    中心静脈カテーテルについて間違っているのは
 
 1 大腿部からの刺入は避けることが望ましい。
 2 消毒薬は、乾燥するまで放置する。
 3 カテーテル刺入部に、ゲンタシンなどの抗生剤軟膏を塗布しない。
 4 カテーテルの固定は、きちんと縫合して自然抜去しないようにする。
 5 カテーテルの感染予防のため抗生剤は投与しない。
 6 輸血・血液製剤・脂肪製剤を使用したラインは、使用後24時間以内に交換する。
 
例    尿路カテーテルについて間違っているのは。
 
 1 尿路感染の発症メカニズムとしては,カテーテル挿入時における微生物の尿道内侵入,患者自身の外陰
   部からの感染,医療者の手指からの感染,さらに膀胱洗浄や検体採取時に生じるカテーテルとバッグの
   接続部からの感染があげられる。
 2 尿路感染をみとめる場合には,アルカリ尿に傾き,結石を生じやすくなります。
 3 カテーテル周囲からの尿漏れには,カテーテルのサイズを太くする。  
 4 カテーテルの固定のためにバルンに注入するのは,通常“蒸留水”を用いる。