1 スタンダードプリコーションについて間違っているのは
1 感染症にかかわらず全ての患者のケアに適用する。
2 手洗いは全ての医療行為の基本になる。
3 血液・体液・汗などの分泌物・傷のある皮膚・粘膜を感染のある物質として対応する。
4 洗い残しがもっとも起こりやすいのは親指である。
2 以下にあげる献血ができない場合で、間違っているのは。
1 ピアスを1ヶ月以内にあけた。
2 インフルエンザ等の不活化ワクチン接種して24時間以内である。
3 プラセンタ由来製剤(ラエンネック・メルスモン)を使用したことがある。
4 3日以内に歯石除去等の歯の治療をした。
5 1ヶ月以内にプロペシア(育毛剤)を内服した。
6 海外から帰国して1ヶ月以内である。
3 輸血を行う際、血液型を間違えて輸血し患者がショックになった。間違った対応は。
1 イノバン(ドーパミン)、ラシックス(フロセミド)を投与し血圧・利尿を確保する。
2 導尿の上、乳酸リンゲルを全開で落とす。
3 直ちにICUへ搬送し、起こりうる腎不全に対処する。
4 すぐに輸血ルートを抜く。
4 腸管出血性大腸菌食中毒について間違っているのは。
1 発生は、7月・8月・9月に多い
2 動物の腸管内に生息し、糞尿を通じて食品・飲料水を汚染する。
3 感染後1~10日間の潜伏期間。初期感冒様症状のあと、激しい腹痛と大量の新鮮血を伴う血便。
発熱することが多い
4 重症では溶血性尿毒性症候群を併発し、意識障害に至ることもある
5 平成22年の食中毒について正しいのは。
1食中毒の発生は一年の中で8月・9月がもっとも多い。
2 食中毒の最も多かったのは愛知県の2048人、最も少ないのは和歌山の28人である。
3 食中毒の原因はサルモネラ菌によるものが一番多い。
4 発生施設別では家庭内が最も多い。
6 出席停止期間について正しい組合せは。
A インフルエンザ ― 解熱後2日たつまで 1 A、B
B 百日咳 ― 解熱後3日経過するまで 2 A、D
C 麻疹 ― 特有の咳が消失するまで 3 B、C
D 流行性耳下腺炎 ― 耳下腺の腫脹が消失するまで 4 C、D
7 ワクチン接種の間隔について間違っているのは。
1 風疹ワクチン接種後水痘ワクチンをする場合は4週間以上あける。
2 BCG接種後三種混合ワクチンをする場合は4週間以上あける。
3 三種混合ワクチン接種後日本脳炎ワクチンをする場合は1週間以上あける。
4 日本脳炎ワクチン接種後インフルエンザワクチンをする場合は4週間以上あける。
8 2010年の結核の統計で間違っているのは。
1 結核罹患率の最も多いのは大阪市で、長野県の3.1倍である。
2 未だに23000人以上の結核患者が発生している。
3 世界的に見て、日本は依然として結核中まん延国である。
4 20才代の新登録患者の半数はハイリスク者で、外国人・日雇い労働者・医療関係者である。
9 疥癬について間違っているのは
1 指間部に疥癬トンネルを作ることが多い。
2 ヒゼンダニというダニの寄生による。
3 最近の疥癬に対して内服薬(スクロメクトール-イベルメクチン)の使用が可能になった。
4 一般的に見られる疥癬とノルウエー疥癬では、疥癬の種類が異なる。
10 多剤耐性について正しい組合せは
B XDRーTB ― βラクタム剤を分解する酵素(βラクタマーゼ) 2 A、B
C MRAB ― 多剤耐性アシネトバクター 3 B、C
D VRSA ― バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌 4 C、D
11 潜伏期間が最も短いのは。
1 インフルエンザ
2 麻疹
3 風疹
4 水痘
12 BCGについて次のうち間違っているのはどれか。
1 生後6ヶ月未満であれば接種費用は無料である。
3 コッホ現象とは、BCG接種後の強い反応をいい、すでに結核に感染している可能性がある。
4 BCG接種前にツベルクリン検査をする。
13 熱抵抗性(100度の熱水で死滅しない)のは。
1 細菌芽胞
2 ウイルス
3 結核菌
4 真菌
14 ウイルスと癌の関係で間違っているのは
1 HBV ― 肝臓癌
15 定期予防接種の対象ではないのは
1 DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)
2 BCG(結核)
3 水痘
4 MR(麻疹・風疹)
5 ポリオ
6 日本脳炎
16 日本のノロウイルスによる食中毒(food
poisoning)で正しいのはどれか。
1 感染した鶏肉の摂取によることが最も多い。
2 潜伏期間は3~6時間である。
3 12~3月に最も多い。
4 病原性大腸菌によるものよりも患者数は少ない。
17 車椅子使用患者の褥瘡好発部位は
1 仙骨部
2 大転子部
3 坐骨部
4 肩甲骨部
18 仙骨部の褥瘡の要因として最も大きな要素は。
1 知覚の低下
2 栄養の不足
3 皮膚の湿潤
4 摩擦とずれ
19 褥瘡発生の予測方法でないのは
2 K式スケール
3 長谷川式スケール
4 OHスケール
20 褥瘡について間違っているのは
1 褥瘡が原因で患者が死亡すると法的責任が問われる
2 褥瘡ができても患者が死亡しなければ法的責任はない
3 褥瘡は看護怠慢による
4 床ずれは看護の恥である
21 免疫担当細胞とその機能の組み合わせで正しいのはどれか。
1 マクロファージ---------- 抗原の提示
2 肥満細胞- --------- 補体の活性化
3 形質細胞 ---------- 抗体の産生
4 ヘルパーT細胞---------- 貧食
22 皮膚にびらんを認める褥瘡は、米国褥瘡諮問委員会(NPUAP)の分類法はどれか。
1 ステージⅠ
2 ステージⅡ
3 ステージⅢ
4 ステージⅣ
23 肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis症候群)の原因菌でもっともよくあるのは。
1 クラミジア
2 淋病
3 梅毒
4 大腸菌
24 次のうち間違っているのは
1 人が病気になる原因のうち、持って生まれた病気になりやすい素質を内因という。
2 ダウン症候群の一般頻度は1/1,000であるが,35才以上では1/300,40才以上では1/100,45才以上で
は1/45と高頻度になる。
4 ツベルクリン反応はⅣ型アレルギーで、IgEが関与する。
25 膠原病とその特徴的な症状の組合せとして誤っているのは
1 リウマチ熱 ― 発熱・多関節炎・小舞踏病
2 多発性動脈炎 ― 皮膚の硬化・レイノー現象
3 慢性関節リウマチ ― 関節腫脹・関節痛・リウマチ結節
4 全身性エリテマトーデス ― 蝶形紅斑・関節炎・心外膜炎・腎炎