高槻 高槻市 皮膚科 形成外科 脱毛

1 腫瘍ついて間違っているのは、

 

1 腫瘍とは細胞が自律的に過剰に増殖してできた組織の塊である。

2 原則として単一の細胞に由来する。(単クローン性)

3 既存の組織1個の細胞から発生しながら,その組織がもつ自然の発育速度や規制から離れて独自の成長を示し,生理的意義をもたない,自律的な新生物をいう

4 上皮性の悪性腫瘍を癌という。

5 非上皮性悪性腫瘍肉腫という。

6 白血病はである。

7 悪性腫瘍は核分裂像が多い。

  8 悪性腫瘍は異型性が大である。

  9 悪性化した免疫細胞由来の免疫グロブリンは生体防御に働かない。

 10 加齢によって癌抑制遺伝子の機能が低下し発癌しやすくなる。

 11 加齢によってホルモン依存性癌が増加する。

 12 悪性腫瘍/細胞質比大きい

 

2 仙骨部の褥瘡の要として最も大きな要素は。

 

  1 知覚の低下

  2 栄養の不足

  3 皮膚の湿潤

  4 摩擦とずれ

 

3 褥瘡について誤っているのはどれか

 

1 圧迫が局所に長時間加わると、循環障害が起こり褥瘡が起こりやすくなる。

2 褥瘡予防のため、皮膚の発赤部をマッサする。

 発赤部分を押したときに白く変化し、離すと再び赤くなる場合は褥瘡ではなく反応性充血であり、発赤が消褪しない場合は褥瘡(初期)の可能性を考える。

4 同一部位の圧迫をさけるために、少なくとも2時間ごとの体位変換を行う。

5 体位変換時、30度の側臥位にする。

6 小さいシーツや衣のシワでも褥瘡の原因になる。

7 栄養状態が悪いと褥瘡が出来やすい。

8 皮膚全層に潰瘍ができ皮下脂肪組織に達する深さの褥瘡は、ステージVである。

9 褥瘡を流水で洗浄する

10 円座の使用発生予防に役立たない。

11 褥瘡は生理食塩水で洗浄する。

12 体圧分散寝具を使用する。

13 脊髄損傷のため、車いすを利用するAさんは褥瘡を予防するためプッシュアプ動作を取り入れ

ている。

 

4 について間違っているのは。 

 

  1 側臥位時     腓骨骨頭部

2 ファウラー位   上腕骨大結節部

3 座位       坐骨部

4 仰臥位      肩甲骨部

5 仰臥位      踵骨部

 

5 褥瘡発生の予測方法ではないのは。

 

1 OHスケール

2 K式スケール

3 長谷川式スケール

4 ブレーデンスケール

 

 スタンダードプリコーションについて間違っているのは

 

  1 感染症にかかわらず全ての患者のケアに適用する。

  2 手洗いは全ての医療行為の基本になる。

3 血液・体液・汗などの分泌物・傷のある皮膚・粘膜を感染のある物質として対応する

4 洗い残しがもっとも起こりやすいのはである。

5 手洗いには、日常的手洗いと衛生学的手洗いがある。

6 唾液はスタンダードプリコーションの対象である。

7 血液の付着した注射針を廃棄する容器は、黄色バイオハザードマーク付きの容器である。

8 血液の付着したガーゼは、感染性一般廃棄物である。

  9 感染症でない患者の尿汚染シーツをビニール袋密閉するのは、スタンダードプリコーションの概念に基づく。

 

7 妊婦と感染症について、誤っているのはどれか

 

1 妊娠420に初めて風しんウイルス感染した場合赤ちゃんが難聴・白内障や緑内障・心臓疾患を起こすことがある(先天性風しん症候群)。

2 水痘感染すると、非妊娠時より重症化しやすく肺炎を合併する可能性があり、胎盤を経由して胎児にも感染すると、その時期により胎児に皮膚の萎縮、眼の異常、手足の低形成などさまざまな影響が出る可能性がある。

 麻疹感染すると、胎児の異常(胎児水腫)および流産の可能性がある

4 妊娠中トキソプラズマに初めて感染すると、胎盤を経由して胎児にも感染することがあり、

感染した時期によって胎児に現れる症状はさまざまですが、代表的なものは眼の異常、脳内石灰化水頭症である。

  5 サイトメガロウイルスに感染した胎児には、流産・死産、脳や聴力障害などが生じることがある。

6 妊娠後期に妊婦が単純ヘルペスウイルスに感染した場合、胎児は高確率で感染する

 

8 熱性けい誘発しない抗ヒスタミン剤は 

 

 1 アレグラフェキソフェナジン

 2 ペリアクチン(シプロヘプタジン)

 3 ポララミンd-クロルフェニラミン マレイン酸塩

 4 ザジデン(ケトチフェン)

 

9 出席停期間について間違っているのは

 

1 インフルエンザ    発症後5日を経過し、かつ解熱した後2日たつまで           

 2 百日咳        特有の咳が消失するまで、5日間の適正な抗生剤による治療が終了するまで        

3 麻疹         熱が下がった後3日を経過するまで         

 4 流行性耳下腺炎    耳下腺の腫脹が発現後5日経過しかつ全身状態が良好になるまで       

 5 水痘         すべての発疹がかさぶたになるまで 

 6 咽頭結膜熱      主な症状がなくなった後2日を経過するまで 

 7 結核         病状により医師が感染のおそれがないと認めるまで。

 8 伝染性紅斑      顔の紅斑が消失するまで

     

10 次の中で感染様式が他と異なるのは?

 

1 日本脳炎         

 2 重症熱性血小板減少症候          

3 デング熱       

4 マラリア       

5 ジカ熱

 

11 ステロイド外用薬の副作用では見られないものは。

 

  1 皮膚萎縮

  2 多汗症

  3 紫斑

  4 にきび

  5 酒さ様皮膚炎

  6 多毛

  7 感染症の誘発

 

12 疥癬について間違っているのは。 

 

1 指間部に疥癬トンネルを作ることが多い。

2 ヒゼンダニというダニの寄生による。

3 疥癬に対して、内服薬(ストロメクトール−イベルメクチン)の使用が可能になった。

4 疥癬に対して、外用薬(スミスリンローション)の使用が可能になった。

5 一般的に見られる疥癬とノルウエー疥癬の疥癬の種類は同じである。

6 かゆみは通常それほどひどくない。

7 角化型疥癬では、衣類や寝具を介して簡単に感染する。

8 通常1〜2ヶ月の潜伏期間で発症する。

9 通常丘疹や結節の部分に虫体は存在しない。

 10 大村智が発見したイベルメクチンにより、アフリカの多くの患者を失明から救い、フィラリアから多くの犬を救った。

 

13 手足口病病原体について、正しいものを一つ選べ。

 

  1 エンテロウイルス 

  2 RSウイルス 

3 ノロウイルス 

4 ヒトパルボウイルスB19 

    

14  高槻のある病院で働いていて、イケメンの年下の彼氏がいる看護師のAさん(26歳)は、ある日、下腹部に鈍痛を感じるようになりました。その時期は重症患者が多く多忙を極めており、慢性的な睡眠不足の状態だったので、「疲労が溜まり過ぎているかもしれない」と思っていました。それから数日経っても下腹部痛は治まらないばかりか、痛みが鋭くなってきて、頻繁に下痢をするようになりました。そしてついに右上腹部痛と吐き気、発熱のためベッドから起き上がるのもつらいほど症状は悪化していました。

  このエピオードから、最も考慮しなくてはいけない疾患は?

 

  1 Fitz-Hugh-Curtis症候群

  2 垂炎

  3 胆嚢炎

  4 十二指腸潰瘍 

 

15  院内でノロウイルス感染症が発生した。感染を拡させないための対応として適切なのはどれか。

 

1 感染者の居室はアルコールで拭く。

2 感染者の吐物は乾燥してから処理する。

3 感染者が使用したリネンは60℃の加熱処理を行う。

4 感染者が使用した食器は次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。

 

16  いわゆる加齢臭について間違っているのは、

 

  1 口臭の臭いは揮発性硫黄化合物で歯槽膿漏等が原因となる。

  2 オジン?は、パルミトレイン酸が酸化されノネラールに変わり枯草のような臭いを放つ。

  3 ミドル脂?は、頭部のエクリン腺から分泌される乳酸が細菌で分解されジアセチルに変わり使い古された脂のような臭いが枕からただよう。 

  4 は足底のアポクリン汗腺からの汗と角質に細菌が増殖し納豆のような異臭が生じる。

 

17  感染経にならないのは。

 

 1 HPV―B19

2 CMV

3 HIV

4 HTLV−1

 

18 BCGについて次のうち間違っているのはどれか。 

 

1 生後1才未満であれば接種費用は無料であるが、それ以降は各市町村により対応は異なる。

2 BCGの対象年齢は1才未満である。

3 コッホ現象とは、BCG接種後の強い反応をいい、すでに結核に感染している可能性がある。

4 BCG接種前にツベルクリン検査をする。

5 生後1年以降に予防接種を受け、何らかの健康被害があった場合、予防種法による救済は受けられない。

 

19 2016年10月以降予防接種法において定期予防接種の対象となっていない疾患はどれか。

 

1  tuberculosis

2  varicella

3 風しん rubella

4 B型肝炎 hepatitis B

5 流行性耳下腺炎 mumps

6 日本脳炎

7 肺炎球菌

8 麻疹

9 百日咳

 

20 ワクチン接種について間違っているのは。

 

1 風疹ワクチン接種後水痘ワクチンをする場合は4週間以上あける。

2 BCG接種後三種混合ワクチをする場合は4週間以上あける。

3 日本脳炎ワクチン接種後インフルエンザワクチンをする場合は4週間以上あける。

4 三種混合ワクチン接種後日本脳炎ワクチンをする場合は1週間以上あける。

 

21 次のうち間違っているのは。

 

  1 食中毒は冬が多く、そのほとんどがノロウイルスである。

  2 ボツリヌス菌では呼吸筋麻痺を起こす。

3 エボラ出血熱は、染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症新法)で定める

  1類感染症である。

  4 HIV陽性患者の採血中に針を自分で刺した場合、まず流水で洗浄する。

  5 帯状疱疹みに、あたためるのは有効である。

  6 水痘と帯状疱疹のウイルスは同じである。

  7 クラミジアは輸血で感染する

  8 伝染性紅斑による頬部の紅斑出現時は、すでに感染性はなく隔離の必要はない。

  9 ロタウイルス感染症は、乳幼児をはじめ子どもに多い急性胃腸炎を引き起こす感染症で、2?3月にかけて最も多く発生する。他のウイルス性胃腸炎にくらべて下痢や嘔吐の症状がはげしいことが多い。

 10 流行性耳下腺炎の合併症として、無菌性髄膜炎に注意する。

 11 流行性角結膜炎は感染力が非常に強く、アデノウイルスによって起こる。

 12 HIVは感染者との性行為で感染する。

 13 HIVは輸血から感染する。

 

22  間違っているのは?

 

1 炎症の5徴とは発赤、腫脹、疼痛、発熱、機能障害を言う。

2 芽胞 芽胞は 2気圧、121℃、 15 30 分の高圧蒸気滅菌により死滅する。

3 腸管出血性大腸菌感染症第3類感染症である。

4 消毒とは、病原微生物を殺すこと(殺菌など)、または病原微生物の能力を減退させ病原性をなくすことである。無菌にすることではない

5 注射針やメスなどの鋭利なものは、赤色のハザーマークのついた対貫通性のある堅牢な容器に

廃棄する。

  6 結核空気感染する。

 

23 間違っているのは?

 

  1 風疹では、発熱、発疹、リンパ節腫脹が認められる。

  2 麻疹では、発熱、発疹、結膜の充血、コップリック斑が認められる。

  3 水痘空気感染する。

  4 意地悪は伝染する

  5 不機嫌は伝染する。

  6 子供のインフルエンザに使える解熱剤はアセトアミノフェンだけだ。

  7 感染症伝染病は同意語である。

  8 芽胞形成菌の中で,四類感染症に含まれるものは炭疽ボツリヌス症のみである。

 

24 間違っているのはどれか

 

1 マクロファージ食作用をもち、病原菌や死んだ細胞を細胞内に取り込み、殺菌して消化し、

  分解産物を抗原としてT細胞に提示する抗原提示能力がある

2 好中球貪食作用をもち、細菌を取り込んで消化するが、死んだ細胞は取り込めない

3 マクロファージ単球は同じ細胞である。

4 B細胞は液性免疫に関与しT細胞は細胞性免疫に関与する。

5 B細胞形質細胞に変身する。

6 形質細胞は抗体を産生する。

7 ヘルパーT細胞は、B細胞に抗体の産生を命令したり、喰細胞へ貪食を命令する。

8 AIDSウイルスは、ヘルパーT細胞cellに感染する。

9 赤血球は酸素を運搬する。

 10 好中球は、オプソニン効果を持つ。

 11 単球貪食作用を持つ。

 12 抗体のうちIgA外分泌液中に分泌される。

 13 補体の活性化IgGIgMなどの抗体が関与する。

 14 メモリー(記憶)T細胞は、ウイルス感染後の長期の獲得免疫に関わる。

 15 細胞性免疫の低下で、食道カンジダ症を起こしやすくなる。

 16 年をとるとT細胞が減少する。

 17 胎児期は胎盤を通じて母体からIgGを受け取る。

 18 生後3か月ころ免疫グロブリンが最も少なくなる。

 19 3歳ころにIgAが成人と同じレベルに達する。

 

25 次の組合せで間違っているのは

 

1 ぜんそく         T型アレルギー

2 溶血性貧血        U型アレルギー

3 過敏性肺臓炎       V型アレルギー

4 重症筋無力症       U型アレルギー

5 急性糸球体腎炎      V型アレルギー 

6 接触性皮膚炎       W型アレルギー

7 じんましん        T型アレルギー

8 橋本病          U型アレルギー

9 関節リウマチ       V型アレルギー

 10 血小板減少性紫斑病    U型アレルギー

 11 アトピー性皮膚炎     T型W型アレルギー

 12 ツベルクリン反応     U型アレルギー

 13 アナフィラキシーショック T型アレルギー

 

 

皮膚科試験  2017