高槻 高槻市 皮膚科 形成外科 脱毛

26 次のうち間違っているのは 

 

1 金属による皮膚炎は、夏汗をかきやすい時期に起きやすい。

2 結節性紅斑は、掻痒があまりない。

3 尋常性乾癬患者は、紫外線にあたると皮疹が悪化する。

4 下腿の蜂窩織炎を繰り返している患者の炎症徴候を早期に発見するため、発赤がないか確認する。

5 かゆみを訴える患者の衣服は木綿類を使用する。

6 老人性乾皮症患者には、入浴後に尿素含有軟膏等保湿剤を塗布する。

7 老人の皮膚は角質内の水分、皮脂の分泌が低下する。

8 皮膚そう痒症がある場合、ヒスチジンはヒスタミンを増加させるので、摂らないようにする。

9 室内の乾燥は皮膚の乾燥を強めて増悪させるので、湿度は5060%に保つ。

 10 老人性皮膚?痒症は、皮膚の乾燥が原因である。

 

27 アトピー性皮膚炎で間違っているのは。

 

  1 I型アレルギーと4型アレルギーの関与が疑われる。

  2 食物アレルギーの関与は疑われていない。

  3 皮膚の保清と保湿に努める。

  4 掻痒感の軽減が重要なケアである。

  5 皮膚の炎症を抑えるためステロイドの外用を行う。

  6 肘窩や膝窩部など皮膚の屈曲部に皮疹が見られることが多い。

  7 小児で熱性けいれんの既往がある場合、抗ヒスタミン剤の投与は痙攣を誘発することがある。

  8 食物アレルギーは、肌の湿疹から始まる。

    おそらく乳児湿疹から抗原が皮膚の中にはいり感作されたと考えられる。

  9 プロアクティブ療法が勧められる。

 

28 創傷の治過程で正しいのはどれか。

 

1 炎症期、増殖期、退行期に分けられる。

2 創の局所を圧迫すると、治癒が促進される。

3 一次治癒とは、創を開放したままにすることをいう。

4 良好な肉芽の形成には、清潔な湿潤環境が必要である。

 

29 膠原病とその特徴的な症状の組合せとして誤っているのは 

 

1 リウマチ熱        ―  発熱・多関節炎・小舞踏病

2 全身性エリテマトーデス  ―  蝶形紅斑・関節炎・心外膜炎・腎炎

3 慢性関節リウマチ     ―  関節腫脹・関節痛・リウマチ結節

4 多発性動脈炎       ―  皮膚の硬化レイノー現象

5 シェーグレン症候群       涙やつばが出ない・抗SSA抗体や抗SSB抗体陽性

6 ベーチェット病         口腔内アフタ・外陰部潰瘍・ぶどう膜炎・結節性紅斑

 

30 悪性腫瘍を合併する可能性が最も高いのは 

 

1 全身性エリテマトーデス

2 強皮症

3 皮膚筋炎

4 シェーグレン症候群

5 関節リウマチ

6 多発性血管炎

 

31 次の疾患のうち急激に死にいたる可能性が最も高いのは。

 

1 関節リウマチ

2 皮膚筋炎

3 強皮症

4 全身性エリテマトーデス

5 シェーグレン症候群

 

32   皮膚の構造と機能について間違っているのはどれか。

 

1 皮膚表面弱アルカリ性である。

2 粘膜は細菌が繁殖しやすい。

3 皮脂の分泌量は老年期に低下する。

4 アポクリン汗腺は皮膚の限られた場所に分布する汗腺(大汗腺)で、瞼(まぶた)や鼻、外耳道、わきの下、乳首周辺、へその周辺、肛門周囲、外陰部などに分布しています。

5 乳線はアポクリン腺が進化したものである。

6 毛包は手掌・足底にはない。

7 皮膚は表皮、真皮、脂肪層(皮下組織とも呼ばれます)の3層からなる。

 

33 3人の中で、緊急性が最も高い患者は?

 

    1 20歳女性。

数年前から顔色不良で数か月前から労作時息切れあり。  Hb 3.8 g/dlMCV 51.4 fl                        

 

2 35歳男性。

1時間前に吐血 血圧120/80mmHg、脈拍120/分 Hb 13.0 g/dlMCV 90.4 fl

 

3 70歳女性。

2か月前から進行性の息切れと体重減少あり。 胃切除歴なし。  Hb 7.4 g/dlMCV 122.8 fl

34 転移する可能性が最も低いのは 

 

1 悪性黒色腫

2 基底細胞癌

3 有棘細胞癌

4 ページェット病

 

35 皮膚がんでないのは 

 

1 ページェット病

2 ボーエン病

3 脂漏性角化症

4 日光角化症

5 悪性黒色腫

 

36 ウイルスと癌の関係で間違っているのは

 

1 HBV       ―   肝臓癌

2 HCV       ―   膵臓

3 HPV       ―   子宮頸癌

4 EBV       ―   上咽頭癌

5 HTLV-1     ―   成人T細胞白血病

 

 緑内禁忌でないのは、以下の薬剤のうちどれか。 

 

1 フロセミド(ラシックス)

2 セレスタミン 

3 ポララミン

4 ブスコパン

5 ジアゼバム(セルシン)

 

38 薬疹について間違っているのは 

 

1 薬疹を起こした場合、医薬品副作用被害救済制度がある。

2 薬疹を起こさない薬はない。

3 半年以上内服しているが原因薬剤であることはない。

4 播種型紅斑丘疹型の薬疹は臨床上麻疹や風疹に似る。

5 固定薬疹とは、特定の薬剤が原因となり、内服ごとに同一部位に発疹が生じる病態のことである。

6 薬剤性の光線過敏症では、露出部に難治性の皮疹が生じる。

7 スティーヴンス・ジョンソン症候群は、重症型の薬疹で死亡率は3%、失明することも多い。

 

39 老人性皮膚掻痒症 pruritus senilis ついて正しいのはどれか。

 

1 感染が原因である。

2 高温多湿な夏季に多発する

3 硫黄入り入浴剤の使用で改善する

4 入浴後に保湿クリームの使用を勧める。

 

40  次の文を読み問題に答えよ。

          48歳の女性。自宅にてガスストーブの火がスカートに燃え移り熱傷を負った。救急車が来るまで、

     ぬれた毛布にくるまりうずくまっていた。来院時、右上肢、腹部、殿部および両大腿部に熱傷を形成し

     全身を震わせるなどの緊張状態であった。熱傷面は白いが痛みは強くない。面積は40%である。

       熱傷の程度はどれか。

 

1 熱傷T度

2 熱傷U度

3 熱傷V度

4 炭化

 

41 ゴム製湯たんについて間違っているのは。

 

1 足底部に使用する場合は、足下から10cmほど離して使用する。

2 は6℃とする

3 湯たんの口まで湯を入れる。

4 空気をぬいて栓をする。

5 電子レンジを使用してあたためてはいけない

6 湯たんぽにはカバーをする

 

42 低温やけどについて間違っているのは。

 

1 43℃では、3時間から4時間で低温やけどになる。

2 46℃では、30分から1時間で低温やけどになる。

3 50℃では、2分から3分で低温やけどになる。

4 低温やけどは一般に1〜2週間で治る。

5 ノートパソコンでもおこる場合がある。 

6 使い捨てカイロなどのカイロは、貼るタイプでも直接肌につけてはいけない。

 

43 皮膚疾患について誤っているのは。

 

 1 潰瘍とは、真皮ないし皮下組織に及ぶ組織の欠損を言う。

2 パッチテストは、検査物質を貼附して48時間後の皮膚反応を見る。

3 V度の熱傷は、重傷度が高く痛みが強い。

4 悪性黒色腫は、予後不良の腫瘍である。

5 皮膚科の患者は、一回行って治らなければ、他院を受診する。

 6 足底のほくろが悪性かどうかの判断に、ダーモスコピーが有用である。

 7 悪性黒色腫の治療に最近オブジーボ(1年間の薬代が1500万円)が使われるようになった。

   これはチェックポイント阻害薬と言われる。

 8 尋常性乾癬生物学的製剤が使用可能になったが、承認施設でないと使用できない。

 

44 採血していたところ患者が突然意識失った。まずすること

 

 1 ボスミン0.3mLの皮下注。

2 ソル・コーテフの静注。

3 硫酸アトロピンの筋注。

4 大声で話しかける。

 

45 この倒れた患者の状態で間違っているのは。

 

1 四肢皮膚の冷汗を見る。

2 血圧下がっている

3 頻脈なっている

4 嘔吐・尿失禁を見ることがある。

5 唇は蒼白である。

6 意識消失している場合が多い。

 

46 採血につ間違っているのは?

 

 1 まず進展させて、動脈の位置を確認する。

 2 針を抜く時が、動脈損傷を起こす危険性が高い。

 3 静脈の下に動脈がある場合は、たとえその静脈が太くても避ける方が望ましい。

 4 針を抜く時は、肘関節を進展させる。

 5 針を抜く時、患者さんが痛いと言ったときは、動脈損傷を考える。

 6 動脈損傷が疑われる場合は、穿刺部とその中枢を5分以上圧迫する。

 7 動脈損傷しても、直ちに出血して血腫をつくるとは限らない。

 8.血腫が出来ると、穿刺部の痛みと、腕のだるさしびれ感を訴える。

 

47 輸血を行う際、血液型を間違て輸血し患者がショックになった。間違った対応は。

 

1 すぐに輸血ルートを抜いて、新しいルートを確保する。

2 イノバン(ドーパミン)、ラシックス(フロセミド)を投与し血圧・利尿を確保する。

3 直ちにICUへ搬送し、起こりうる腎不全に対処する。

4 導尿の上、乳酸リンゲルを全開で落とす。 

 

48 トリアージについて次のうち、間違っているのは

 

 1 生命>機能>美容の順に判定する

2 トリアージは、重傷者のみ行う

3 トリアータグをつける部位は、右手>左手>右足>左足の順

4 一人のトリアージにかける時間は、原則30秒以内

5 黄色のタグは、「多少治療が遅れても生命に危険がない

6 歩行ができれば、緑のタグである。

7 息をしていなければ黒のタグである。

8 気道熱傷は最も治療が優先される疾患の一つである。

 

49  2013年生活保護法が改正された。 生活保護について誤っているのは。

 

1 兄弟だけでなく、叔父・叔母に対しても場合により扶養義務を負う。

2 3親等内の親族が生活保護申請をすると、扶養可能か、あなたの収入・財産がすべて調べられる

3 母親が離婚して、顔も知らない父親の扶養義務はない。

 2014年、生活保護者数は200万人を超えており、大阪府は人口の3.39%、大阪市は5.7%、西成区は23.47%が生活保護を受けている。ちなみに高槻市は1.58%、最も少ない市は箕面市で0.85%である。

 5 顔も知らない父親が借金を残して死んだ。死んだことを知った日から3ヶ月以内に裁判所に相続放棄の手続きをしなければ、あなたは顔も知らない父親の借金を背負わなければいけない。

 

50 おそらくあなたは気づいていないが、あなたの周りにはそのような人たち、攻撃的な人他人を平気で振り回す人他人の不幸を願う人プライドが高くて迷惑な人がいる。

   そういう人たちは、人格障害といわれる一つかもしれない。以下は彼らについて記述したものである。間違っているのは?

 

1 人格障害には、境界性パーソナリティ障害自己愛パーナリ障害演技性パーソナリティー障害社会性パーソナリティー障害、妄想性パーソナリティー障害、失調パーソナリティー障害型シゾイドパーソナリティー障害、回避性パーソナリティー障害、依存性パーソナリティー障害強迫性パーソナリティー障害の10種類がある。

2 何とも言えないほど魅力的オーラがあり人を引きつける

  そのファッションや身のこなしは他人に影響を与える

3 の考えていることがわかるが、人の心はわからない

4 聞き上手で親身に相談に乗ってくれるが、それは相談相手の弱みを握るための手段にすぎない。

  一旦弱みを聞き出せば、それを最大限に利用する。 

5 自分の気に入らない事があると、延々と罵暴力を用いて相手をめたてる

6 自分のことを心から被害者と思っいる

7 「こうあるべきだ」 「○○でなければならない」 つまりこだわりを持っている。

 8 もし彼なり彼女なりが配偶者なれば、あなたは冬虫夏草の姿を思い浮かべるだろう。

 9 あなたは被害者なのに、気がつくと加害者されている。あなたの周りの人は誰もがあなたを加害者と思っているだろう。。

10 特権意識。つまり特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由無く期待する。

11 どんな種類の関係であれ、相手の言葉、約束、責任について「3回の原則」を当てはめること。

   3回嘘が続けば、出来るだけ速く逃げ出すこと。嘘は良心を欠いた行動の要である。 

12 良心を持たない人たち(サイコパス)は、25人に1いる。

   残念ながら、あなたの周りにもそういう人たちがいるという事実を認めなくてはいけない。

13 医者や看護師は、彼らの前を歩くネギを背負ったカモでしかない。

   彼らはあなたを愛しているのではない。彼らが愛しているのは「あなたではなく自分」だと認めなくてはいけない。

14 「 悪魔天使の姿で現れる 」そして「 悪魔は、自分を天使だと思っている 」 

15 自分のコネを最大限に利用する。親戚や知り合いに代議士、有名企業の重役等のVIP、芸能人がいることをさりげなく吹聴し、最大限に利用する。もしそのような知り合いがだれもいなければ、「神」を利用する。

16 「自分が傷ついた言葉」をICレコーダーのように覚えていて、言われた言葉どおりに再生することができる。

18 自分を無視されていることに対してな怒りをもって反応する

19 外見や会話から、そのような人物であることが想像できる。

20 心の優しい同情心のある人が狙われる

21 あなたの親や兄弟に問題がある人物がいれば、どれだけその人物から迷惑を受けたか徹底的にあな

たは責めだろう。そしてそれを後ろめたく感じるあなたの上に君臨する。

彼らはあなたの後ろめたさや罪悪感最大限利用するのだ。

22 フレネミーとは、フレンド(友)とエネミー(敵)で作られた、“友を装う敵”のことを言う

23 そういう「人たち」がいることを認めること。そしてそういう「人たち」と境界を持つことが

   救いとなる。

24 100人に1人が統合失調症である。

25 100人に5人が鬱病である。

26 100人に15人がパーソナリティ障害である。

27 部下を次々とつぶし鬱や退職に追い込む上司をクラッシャー上司という。

 

 

 

皮膚科試験  2017