高槻 高槻市 皮膚科 形成外科 脱毛

 

 傷害が真皮を越え、皮下脂肪層にまで及ぶ褥瘡は、米国褥瘡諮問委員会(NPUAP)の分類法でどれか。

 

  1 ステージT

  2 ステージU

  3 ステージV

  4 ステージW

 

2 仙骨部の褥瘡の要因として最も大きな要素は。

 

  1 知覚の低下

  2 栄養の不足

  3 皮膚の湿潤

  4 摩擦とずれ

 

3 褥瘡について誤っているのはどれか。

 

  1 圧迫が局所に長時間加わると、循環障害が起こり褥瘡が起こりやすくなる。

  2 褥瘡予防のため、皮膚の発赤部をマッサージする。 

   発赤部分を押したときに白く変化し、離すと再び赤くなる場合は褥瘡ではなく反応性充血であり、発赤が消褪し 

    ない場合は褥瘡(初期)の可能性を考える。

  4 同一部位の圧迫をさけるために、少なくとも2時間ごとの体位変換を行う。

  5 入浴は褥瘡予防に有効である。

 

4 車椅子使用患者の褥瘡好発部位は 

 

  1 仙骨部

  2 大転子部 

  3 坐骨部

  4 肩甲骨部

 

5 褥瘡発生の予測方法ではないのは。

 

1 OHスケール

2 K式スケール

3 長谷川式スケール

4 ブレーデンスケール

5 DESIGN−R

 

 スタンダードプリコーションについて間違っているのは

 

  1 感染症にかかわらず全ての患者のケアに適用する。

  2 手洗いは全ての医療行為の基本になる。

  3 血液・体液・汗などの分泌物・傷のある皮膚・粘膜を感染のある物質として対応する。

  4 洗い残しがもっとも起こりやすいのは親指である。

  5 手洗いには、日常的手洗いと衛生学的手洗いがある。

 

7 麻疹について、誤っているのはどれか。

 

1 カタル期にコップリック斑が現れる。

2 潜伏期間は、3日から7日である。

 合併症として中耳炎がある。

4 能動免疫には、麻疹生ワクチンが用いられる。

5 結膜が充血する。

6 麻疹にかかると1000人に一人が死亡する。

 

8 インフルエンザの子供に投与可能な解熱剤は 

 

 1 アルピニー(アセトアミノフェン)

 2 ポンタール(メフェナム酸)

 3 バッファリン(アスピリン)

 4 ボルタレン(ジクロフェナック)

 

9 出席停止期間について正しい組合せは。

 

  A インフルエンザ    発症後5日を経過し、かつ解熱した後2日たつまで           

  B 百日咳        解熱後3日経過するまで         

  C 麻疹         特有の咳が消失するまで、5日間の適正な抗生剤による治療が終了するまで         

  D 流行性耳下腺炎    耳下腺の腫脹が発現後5日経過しかつ全身状態が良好になるまで       

         

1 A B  2 A D  3 B C  4 C D

 

10 次の中で感染様式が他と異なるのは?

 

 日本脳炎         

 重症熱性血小板減少症候群          

 デング熱       

 マラリア       

 

11 結核について間違っているのは。

 

1 結核罹患率の最も多い市町村は大阪市である。

2 未だに20000人以上の結核患者が発生している。

3 アメリカの5倍の罹患率である。

4 看護師からの集団感染が報告されている。

5 飛沫感染する。

 

12 疥癬について間違っているのは。 

 

1 指間部に疥癬トンネルを作ることが多い。

2 ヒゼンダニというダニの寄生による。

3 最近の疥癬に対して内服薬(ストロメクトール−イベルメクチン)の使用が可能になった。

4 一般的に見られる疥癬とノルウエー疥癬では、疥癬の種類が異なる。

5 かゆみが、非常に強い。

6 角化型疥癬では、衣類や寝具を介して簡単に感染する。

7 通常1〜2ヶ月の潜伏期間で発症する。

8 通常丘疹や結節の部分に虫体は存在しない。

 

13 手足口病病原体について、正しいものを一つ選べ。

 

  1 エンテロウイルス 

  2 RSウイルス 

  3 ノロウイルス 

  4 クリプトコッカス 

 

14 肝周囲炎Fitz-Hugh-Curtis症候群)の原因菌でもっともよくあるのは。

 

1 梅毒

2 淋病

3 クラミジア

4 大腸菌

 

15 無菌室で使用する物品とその滅菌方法の組合せで適切なのはどれか。

 

ビニール袋に入った菓子 ――― 酸化エチレンガス滅菌

ステンレス製のスプーン ――― 高圧蒸気滅菌

プラスチック製の箸 ――――― 乾熱滅菌

紙製の絵本 ――――――――   低温プラズマ滅菌

 

16 潜伏期間が最も短いのは。 

 

1 流行性耳下腺炎

2 麻疹

3 風疹

4 水痘

5 インフルエンザ

6 結核

 

 

17  熱抵抗性(100度の熱水で死滅しない)のは。

 

  1 細菌芽胞

  2 ウイルス

  3 結核菌

  4 真菌

 

18 BCGについて次のうち間違っているのはどれか。 

 

1 生後1才未満であれば接種費用は無料であるが、それ以降は各市町村により対応は異なる。

2 BCGの対象年齢は1才未満である。

3 コッホ現象とは、BCG接種後の強い反応をいい、すでに結核に感染している可能性がある。

4 BCG接種前にツベルクリン検査をする。

5 生後1年以降に予防接種を受け、何らかの健康被害があった場合、予防接種法による救済は受けら

れない。

 

19 予防接種法において定期予防接種の対象となっている疾患はどれか。2つ選べ。

 

  1 結 tuberculosis

  2 水 varicella

  3 風しん rubella

  4 B型肝炎 hepatitis B

  5 流行性耳下腺炎 mumps

 

20 ワクチン接種の間隔について間違っているのは。

 

1 風疹ワクチン接種後水痘ワクチンをする場合は4週間以上あける。

2 BCG接種後三種混合ワクチンをする場合は4週間以上あける。

3 日本脳炎ワクチン接種後インフルエンザワクチンをする場合は4週間以上あける。

4 三種混合ワクチン接種後日本脳炎ワクチンをする場合は1週間以上あける。

 

21 日本のノロウイルスによる食中毒(food poisoning)正しいのはどれか。

 

1 感染した鶏肉の摂取によることが最も多い。

2 潜伏期間は36時間である。

3 123月に最も多い。

4 病原性大腸菌によるものよりも患者数は少ない。

5 消毒用アルコールで消毒する。

 

 22 腸管出血性大腸菌食中毒についてっているのは。

 

1 発生は、7月・8月・9月に多い

2 動物の腸管内に生息し、糞尿を通じて食品・飲料水を汚染する。

3 肉だけでなく、カイワレや漬け物でも起こすことがある。

4 感染後110日間の潜伏期間。初期感冒様症状のあと、激しい腹痛と大量の新鮮血を伴う血便。

5 発熱することが多い。

6 重症では溶血性尿毒性症候群を併発し、意識障害に至ることもある。

 

23 ハチにさされて、アナフィラキシーショック anaphylactic shock)を発症した場合の 対応として適切なのは

   どれか。

 

1 水分の補給

2 抗ヒスタミン薬の内服

3 副腎皮質ステロイドの吸入

4 アドレナリンの筋肉内注射

 

24 免疫担当細胞とその機能の組み合わせで正しいのはどれか。

 

1 マクロファージ ----------    補体の活性化

2 肥満細胞     ---------    抗原の提示

3 形質細胞    ----------    抗体の産生

4 ヘルパーT細胞----------     貧食

 

25 ツベルクリン反応と同じレルギー機序で起こるのは。

 

1 ぜんそく

2 溶血性貧血 

3 過敏性肺臓炎

4 重症筋無力症

5 急性糸球体腎炎

6 接触性皮膚炎

7 じんましん

 

皮膚科試験  2014