高槻 高槻市 皮膚科 形成外科 脱毛
平成22年度准看護師試験問題
 
問題   3 腎尿路系について誤っているのは。
 
 1 糸球体濾液(原尿)のほとんどは尿細管で再吸収される。
 2 近位尿細管は、糸球体で濾過されたブドウ糖・アミノ酸・水・電解質をおもに再吸収する。
 3 健康な人の糸球体濾過量GFR)は、5〜10mL/分である。
 4 排尿は、脊髄にある排尿中枢が関係している。
 
例    腎尿路系について間違っているのは。
 
 1 糸球体は、ボーマン嚢という袋に囲まれている。
 2 ネフロンは腎臓の最小機能単位で、血液をろ過して尿を生成する。
 3 血液中の液体部分の大半、ブドウ糖、電解質、タンパク質は糸球体の小さな孔を通ってろ
   過される。
 4 尿細管は、腎臓における糸球体より集合管にいたるまでの、原尿が通り再吸収・分泌など
   を受ける組織のことをいう。
 
例    尿細管について間違えているのは。
 
 1 近位尿細管に入った原尿は傍尿細管毛細血管に再吸収される。 
 2 近位尿細管では、水分・電解質の約70%が再吸収される。 
 3 近位尿細管では、ブドウ糖・アミノ酸の約70%が再吸収される。
 4 遠位尿細管では、アルドステロン・バゾプレッシンなどのホルモン下に電解質と水の再吸
   収を行う。
 
例    腎機能検査について間違っているのは。
 
 1 BUN/クレアチン比は一般に10対1である。
 2 老人では、クレアチニンは上昇する。
 3 GFRが15以下では、透析を考慮する。
 4 肝不全ではBUNが低下する。
 
例    排尿について間違っているのは。
 
 1 膀胱を支配している神経は交感・副交感・体性の3種類よりなる。
 2 脊髄損傷急性期では、尿道括約筋が弛緩し、持続的に尿漏れの状態になる。
 3 かって排尿は仙髄排尿中枢を中心とする単純な脊髄反射と考えられていた。
 4 最近では、排尿反射はさらに高位の橋排尿中枢・大脳を含めて考えられている。