高槻市 皮膚科 形成外科 脱毛
第99回 看護師試験問題 午後
 

問題76 一週間前に廃材で深い刺傷を負った建設作業員。昨日から顔のゆがみと開口障害があり、今 

    朝から発語障害、呼吸困難およびけいれんが出現したため搬入された

    最も考えられるのは

 

  1 梅毒。

  2 百日咳。

  3 破傷風

  4 流行性耳下腺炎。

  5 マイコプラズマ感染症

 
例     一週間前に廃材で深い刺傷を負った建設作業員。昨日から顔のゆがみと開口障害があり、今
    朝から発語障害、呼吸困難およびけいれんが出現したため搬入された。

    この疾患について間違っているのは

 

  1 起炎菌は、嫌気性菌である

  2 年間100例ほど報告されている

  3 1950年には2000人近く発症し、死亡率は81%であったが、1968年よりMRワ

    クチンが導入され、発症数は減少した

  4 発症の90%以上が40才以上である

  

 
例     一週間前に廃材で深い刺傷を負った建設作業員。昨日から顔のゆがみと開口障害があり、今
    朝から発語障害、呼吸困難およびけいれんが出現したため搬入された

    この疾患について間違っているのは

 

  1 全身管理が必要である。

  2 入院は個室でカーテンを閉め、暗くする。

  3 決して病室でものを落としてはならない。

  4 日本では、小児の発症が多い

  

 
例     33才女性。某美容外科で大腿の脂肪吸引手術を受けた。術後12日目に大腿の痛みと発
    赤・水疱紫斑及び39度台の発熱を認めた。
    救命のため行わなければならないのは
 

  1 抗生剤投与

  2 培養

  3 デブリードメント

  4 ステロイド投与

  

 
例     74才男性。C型肝炎・肝細胞がんで肝動脈栓塞術・経皮下エタノール注入を受けている。
    4日前夕食時生貝を一口口にした。
    2日後より39度台の発熱・右大腿疼痛を認め近医受診。抗生剤の投与を受けたが、翌日に    
    は血圧低下、血小板減少をきたしたため救急センターを受診した。
    本例について間違っているのは。
 

  1 センター搬送前に、敗血症ショックをきたしている

  2 直ちに患肢切断をしなければならない

  3 抗生剤投与のみでは、死亡率は50%である

  4 起炎菌は、Vibrio vulnificusである

  

 
例     52歳男性、既往症に慢性B型肝炎と慢性ネフローゼ症候群がある。右母指に小さな挫創を   
    受傷した3日後ショック状態救急搬送された。搬送時39.8度、左前腕の発赤・腫
    脹・皮下出血を認め、見てい る間に上腕にも発赤腫脹が進行している。
    直ちに決断しなければいけないのは?
    
   抗生剤投与

  2 培養

  3 肩関節での切断

  4 ステロイド投与

  

 
例     この症例の生死を分けたのは
     
   全身状態

  2 搬送先の病院

  3 医者

  4 既往症